何もない一週間と撮影バカ日誌

この一週間、何もしていなかったような気がする。副業に少々励み、久々にDVDを見て、一人風呂に通う日々。滝川周辺は公共温泉が多くてしかも安い!スポーツクラブも併設で500円以下。こんなの都会じゃ考えられないよなぁ・・・。


で、撮影の話です。
とにもかくにもクランクイン。初日は某無人駅を使っての長い長いワンカット。もちろんやって来る電車入れ込みのカットなのでタイミング命。しかも電車は午後に二本しか来ない。初日とあり俳優陣である私の悪友たち(SとT)もまだ気合十分、早くから集合して入念にリハーサル。無人駅なのを良い事に駅舎内を縦横無尽に走り回る。そうこうしているうちに電車のやってくる時間。俳優陣はホームに待機。もちろん気の効く助監督なんかいないからタイミングは役者任せ。カメラはロングで狙っているので監督兼撮影の私にも本番が始まってしまったらもうどうしようもない。まぁどうせ何も出来ないんだけどさ・・・。そして本番、大島渚のようにそこら中に響くダミ声で『よぉ〜いスタート』といきたい所だが、現実は『で、電車来た!来た来た来た。は、早く早く・・・』と慌てふためく私。なんとか落ち着きカメラを回す。イイ感じの天気。イイ雰囲気の駅。そしてフレームインする鈍行列車「なかなか良いんじゃない。よし、そこで列車ストップして・・・、ストップして?、ストップしろ〜」。なんで所定の位置に止まらないんだよ列車。頼むよ列車・・・。
三時間待ち。
流石にリハーサルも飽き、する事もなく無人駅に佇む私たち。若干険悪な雰囲気になりつつもまだ初日、天気が良い事もあり、ちょっとしたピクニック気分。ホームで日向ぼっこなどしているうちに次の列車の時間。今度こそは私も気合を込めて『スタート』と絶叫。皆も準備万端、列車の到着を待つ。カメラを覗きながら私も「列車、止まれ止まれ、よし止まった」「はいSとTインして・・・。よし」「列車、出て行く出て行く・・・。よしタイミングバッチリ!」「次はS歩く歩く・・・、続いてTが追う・・・OKOK、イイよ」「そしてS立ち止まる、よし!そんでもって・・・。えええっ」なんでオバハンの大群がやって来るんだよ。勘弁してくれよぉ・・・。スタッフのいない悲しさ、人止めなんかもちろんいるわけない。本日終了、当然撮り直し。
結局、このシーン、翌週もそして翌月もと都合三回撮り直し結局初回のカットを使用。私の判断の甘さです。はい・・・。
つづく