ゴルフと『かもめ食堂』

「コンペ」の事を「試合」と言って皆に笑われても、私にとっては「試合」なのだ。ゴルフなんか絶対にやらねぇよ。と言っていた私がここのところ練習場に通っている。一日に三百球は当たり前、全球、歯を食いしばってのフルスイング。それにしても全く上達の兆しが見えない。これくらいで上手くなろうなんて考えが甘いという事に最近気がつき始めた。はぁ〜。藍ちゃんてスゴイのね。


かめも食堂』というのが、単館だけどやたらとロングランで上映しているなぁ、と思っていたら、もうレンタルされていた。観る前に「なんとなくこんな映画だろうなぁ」と予想していたら、全くその通りで驚いてしまった。まぁ、これはチラシとかの事前のイメージに単に私が乗せられていただけなのかもしれませんが。それにしても、フィンランドと言えばカウリスマキ(ミカよりやはりアキか)。これといって何も無い(訳ではないのだが)話を、何もしていないような(そんな訳は無いのだが)演出で、淡々とした映画を撮る監督である。『かもめ食堂』の荻上直子監督がそれを意識したのかしないのかは定かではないし、作品の内容には全く関係ないのだが、この映画にも「淡々と」した、そして「独特の雰囲気」が感じられる、と言われている(らしい)。それを良しとする評価も多い(これまたらしい)のだけど、「淡々と」した「独特の雰囲気」って誤魔化されやすいんだよなぁ。だってさ、それってよっぽど上手くやらないと単に的を絞りきれていなくて、キレがなくて、要するに中途半端って事じゃないのか?
かもめ食堂』、一体どこが面白くてあんなに人が入っているんだ?


橋からものを投げると、後から拾うのは大変です。しかもそれが何回も続くと・・・。
下の映像は、カバンを投げるシーンを撮り終わった後です。超ロングで狙い、段取りも大変でしたが、結局使用せず。それじゃ撮るなよな。と私が助監督なら絶対に言うでしょう。それはさておき、撮り直し撮り直しの連続でしたが、なんとか撮影も終わりが見えてきました。というより、冬になって雪が降る前に何が何でも終らせなければならない。北海道の冬は近い。


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