『硫黄島からの手紙』とニセコ

先日、FMニセコの開局パーティーZappySoulの三人と行って来た。彼女たちは上田正樹氏の前座でライブ。私は彼女たちのライブと一日のちょっとしたドキュメントの撮影なのだが、行きの車内から皆で大盛り上がり。私の小さな乗用車にDJのコロッケ氏を含め五人でギュウギュウ詰めにもかかわらず、騒ぐわ歌うわ!おかげで三時間の運転中笑いっぱなし。現地に着いても楽屋で大騒ぎ。本番前に疲れてしまうのではないかとこちらが心配してしまうほどでした。


昨日は『硫黄島からの手紙』を観る。会場時間のちょっと前に映画館に行ったのだけど、長蛇の列。あわててチケットを買って列に並び、ふと周りを見渡すと年配の男性のお客さんばかりである。男性客ばかりの映画館というのもちょっと不思議な感じである。ところで、男だらけの映画館といえば、話はいきなりとんでもない方向へ変わるのだけれども京都の千本日活という映画館を思い出す。基本的にピンク映画の上映をしているのであるが、ピンクとはいえ結構面白い映画を上映していたのだ。今となってはメジャー映画も撮っている瀬々敬久監督の「猥褻暴走集団・獣」とかをホモのおっさんに囲まれ身の危険を感じながらも観たものであるが、今もあの映画館はやっているのかなぁ。
で、『硫黄島からの手紙』。ビックリするような演出も目を見張るようなカットもないが、逆に奇を衒わないがしかし手堅く力強いイーストウッド監督の熟練の手腕が冴える。渡辺謙も良いのだけれど、なんといっても素晴らしいのはイイ感じに力の抜けた演技をする二宮和也だろう。ジャニーズと侮る無かれ。